2022.12.08

第3回世界将棋AI電竜戦でdlshogi with HEROZが準優勝!

プレスリリース

 12/3(土)から2日間開催された第3回世界将棋AI電竜戦で、dlshogi with HEROZが準優勝・3位という好成績を収めました。

■世界将棋AI 電竜戦とは
 電竜戦は、コンピュータ及び人間によるオンラインの将棋の世界大会です。今年の第3回大会は「デジタル庁」の後援があり、将棋AI(人工知能)の発展を今まで以上にうながした大会として研究成果を披露する機会としてよりふさわしいものになっています。

■戦績
準優勝:dlshogi with HEROZ 30b
3位:dlshogi with HEROZ 20b

■チームメンバーのコメント
川島 馨(PN:山岡忠夫)コメント
 AlphaGoのニュースに衝撃を受け、将棋でもディープラーニングを使ってトップレベルのAIを作ることを目標に開発を続けてきました。2020年の第1回、2021年の第2回世界将棋AI電竜戦本戦、2022年5月の世界コンピュータ将棋選手権での優勝に続き、今大会でも準優勝という結果を残すことができました。今後もコンピュータ将棋の発展に貢献していきたいと思います。また、棋神アナリティクス を通して、誰でも簡単に将棋AIを活用できる環境を提供していきたいと思います。

加納 邦彦コメント
 第1回、第2回世界将棋AI電竜戦本戦の優勝に引き続き、第3回世界将棋AI電竜戦本戦でも準優勝、3位という好成績の結果となりました。第1回世界将棋AI電竜戦本戦で、GCT電竜がディープラーニングを活用した将棋AIとして初めてコンピュータ将棋大会で優勝し、第2回世界将棋AI電竜戦本戦では、二連覇するまで成長しました。その後、書籍「強い将棋ソフトの創りかた」を川島さんと出版させていただいてから、ディープラーニング系将棋AI開発者が着実に増えており、将棋AIが日々進化していることを実感しています。また、トップのプロ棋士の間でもdlshogiが検討に使われるようになり、将棋の普及発展と棋力向上に将棋AIを積極的に活用していただくことを嬉しく思っております。

大森 悠平コメント
 優勝した水匠おめでとうございます。
dlshogiは5月から順当に強くなりましたが、終盤での逆転負けや、不利な状況を回避できないなど
序盤・中盤・終盤隙があり、いまだ木鶏たりえずでした。現在まで、コンピュータ将棋は局面評価の精度を上げることで今まで様々な弱点を克服してきましたが、今後も同様に克服できるものと信じています。

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。

【HEROZ株式会社について】
HEROZは、今後も独自AI「HEROZ Kishin」を軸にディープラーニング(深層学習)等の機械学習の研究開発やビジネスに実戦的な応用を続け、AI革命を起こし、未来を創っていきます。

【本件についてのお問い合わせ】
HEROZ株式会社 広報担当
URL:https://heroz.co.jp/contact/
Email:press@heroz.co.jp

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