MEMBER | INTERVIEW

エンジニアがやりたいことを追求しその成果がHEROZを押し上げる。

PERSON

取締役 CTO(Chief Technology Officer)

井口 圭一 さん

2013年入社

実感する仕事の面白さとやりがい

大学では遺伝的アルゴリズムやニューラルネットワークの研究を行い、新卒でメーカーの研究所に入社し、分散システムの研究に携わっていました。その後、複数の高負荷サーバーの運用やパフォーマンスの向上といった知見が評価されてHEROZに入社。最初に担当したのも大量のユーザーアクセスがあるソーシャルゲームの開発でした。2014年頃からはBtoB事業の開拓をはじめました。今でこそ当社の主要部門になっていますが、はじめて取り組んだ大手証券会社のプロジェクトでは、当時CFOの浅原(現COO)と私の二人で立ち上げから納品までを担当し、暗中模索で取り組んだ分、思い入れもあります。現在はCTOとして社内のプロジェクト開発を技術的側面から横断的に取りまとめています。BtoB事業への進出をはじめ、新しいことに踏み出す際は、技術的に可能なのか、AIをどう使えば良いのかといった抽象的な判断を迫られる立場でもあります。こうした重要な判断を下すとき、これまでの経験がしっかり活きていると実感しています。

HEROZの強み

一つの技術に固執せず、複数の技術を組み合わせながら課題を解決する力は秀でていると感じています。たとえば将棋AIはディープラーニングだけでなく、様々な技術を組み合わされることにより、トップクラスの強さを発揮しています。同時にHEROZはエンジニアの会社であると思っています。各エンジニアが自身の技術を活かし、その成果を社会に還元できる企業でありたいですし、そういう人材を採用してきた自負もあります。

仕事のこだわり、モットー

「言葉を濁さない」ことを意識しています。質問に対して「Yes」「No」「わからない」、答えを明かせない状況であれば「今は言えない」とはっきり答えるようにしています。特にBtoB事業では顧客と当社の専門性は大きく異なります。互いの意思疎通がどこまで図れているかを示すためにも、受け答えをはっきりさせておくことはとても大切です。また、互いに信頼できる関係性を築くためには、言えないことは言えないとはっきりと伝えることが大事だと考えています。

今後のビジョンについて

これまでは顧客と一対一で専用のAIを作ることに注力してきました。しかし、専用のAIを作るコストを払える顧客は限られています。今後は、これまでに培った知見を活かして、業界別に汎用性のあるAIパッケージが開発できると考えています。既にいくつかの領域で需要の調査とPoCが進んでおり、今後パッケージとして提供していきたいと考えています。